ドンコは川の上流から下流、水路やため池などあらゆる水域でみられ、筑後川流域でも広く普通にみられます。ふだんは川底でじっとして、餌を待ちます。動きはゆっくりで、これが「鈍子」の名前の由来という説があります。しかし、大きな頭部と口を持ち、口には鋭い歯が並び、生きた魚やエビなどが横切ると瞬時に丸のみにする、獰猛な捕食者です。体の半分くらいの大きさの獲物も躊躇なく襲います。
繁殖期になるとオスは石の隙間などに巣穴を作り、そこにメスを呼び込んで産卵します。雄は卵が孵化するまで巣穴を離れず、守り続けます。ドンコは、グーグーグー、と音を出して鳴く魚としても知られています。特に、繁殖期のオスはよく鳴きます。メスを呼ぶため、また外敵を威嚇するためだと考えられます。


