秋月とは
秋月は福岡県の内陸部に位置するエリアで、筑後川水系に属します。石造りの橋や堰などの土木遺産、美しい自然と景観、由緒ある歴史と文化が自慢の地域です。[ より詳しく]
流域「再生」の取り組み by 九州大学
秋月は多くの宝を有しているとはいえ、それだけに様々な地域的課題も抱えています。過疎化、放棄田の増加、歴史的景観や生物多様性の保全など、これらの問題に対応するためには、地域住民や行政、各専門家などが協力し合い、持続可能な地域づくりを進めることが必要です。例えば、地域資源を活用した観光振興や農業の再生を図ることにより、若者の定住を促進し、地域の活性化を図ることが求められます。また、歴史的景観の保全においては、文化財の修復や保存活動を通じて、地域の魅力を次世代に引き継いでいくことが重要です。さらに、生物多様性の保全に向けては、里山の管理や生態系の回復を進め、自然環境と共生する社会を目指す取り組みが求められています。これらの課題解決に向けた取り組みを通じて、秋月の持つ豊かな自然と文化を守りつつ、持続可能な発展を実現していくことが期待されます。
九州大学の流域システム工学研究室では、2010年代より、秋月を流れる野鳥川を中心に環境と生物多様性に関する研究を続けています。同研究室は、地域住民と協力しながら、川だけではなく流域全体の様々な視点からの「再生」に取り組んでおり、その成果は地域の活性化にも寄与すると期待しています。本取り組みの事例は、他地域における同様の課題解決にも応用できるモデルケースともなりうるでしょう。
本ウェブサイトでは、秋月の紹介とともに、私たちの活動・取り組みをアーカイブしていきます。