

九州の河川でもっともよくみかける魚といえば、このカワムツかもしれません。流れのある環境を好み、筑後川流域では上流から下流まで広くみられます。特に上流域ではカワムツばかり、という支流も少なくありません。野鳥川にも数多く生息します。体には藍色の帯状模様があり、各鰭が黄色いのが特徴です。また、繁殖期のオスは顎の下から腹側にかけての赤色が鮮やかになります。
本種はヌマムツに似ていますが、鱗の数が多く全体がよりずんぐりしており、腹ビレの前縁が橙色になりません。また、ヌマムツはより下流の流れがあまりない環境に生息します。また、オイカワにも似ていますがカワムツの方がより頑健な印象で、オイカワよりもやや上流域に分布します。とはいえ、これら3種は九州北部では同所的に見られることもよくあり、棲み場所だけでは区別ができません。


