

マツモムシは1.5cmほどの水生のカメムシの仲間です。背面は濃い藍色で、黄色い模様があります。長い後ろ足を使って、水面を逆さまになって泳ぐのが特徴です。不用意に捕まえると、長く鋭い口吻で刺されて非常に痛い思いをします。九州ではもっとも普通にみられる水生昆虫の一つで、筑後川流域でも池や貯水槽など流れのない場所の水面付近で背泳ぎをしています。
マツモムシと似た種類にコマツモムシという種類がいます。本種も筑後川流域では広くみられ、同様に流れのない池や貯水槽などに生息しています。


マツモムシは明らかに大きく単独行動で、一方、コマツモムシは群れでいることが多く、水面ではなく水中で泳いでいます。このことから慣れれば区別は容易です。コマツモムシもマツモムシと同じく背泳ぎです。マツモムシと違って、コマツモムシが刺すことはありません。
