タカハヤ

関西以西で渓流釣りの外道といえば、このタカハヤですね。九州でも山地渓流の最上流部まで分布するのがこのタカハヤです。筑後川流域でも上流域を代表する魚です。九州では「あぶらめ」「あぶらはや」などと呼ばれることが多く、ぬるっとしたやわらかそうな体が特徴です。体側には細かい黒点からなる模様があります。

タカハヤは不思議なことに、とても下流からは上っていけないような、高い滝の上にも生息していることがあります。分布を広げた後に滝ができたのか?人が持ち込んだのか?河川争奪によって分水嶺を超えたのか?など、分布の仕方にはまだわかっていない部分があります。一見、地味な魚ですが、繁殖期にはうっすらと橙色~黄金色を帯び、特に現場で水中で観察するととても綺麗です。

タカハヤ
タカハヤの群れ
タカハヤ
タカハヤのメス(上)とオス(下)。繁殖期の6-7月、メスは産卵床を掘るために口吻が伸長します。

中部地方以北の本州にはよく似たアブラハヤが分布します。こちらもやはり、渓流釣りの外道として釣り人に嫌われがちです(泣)。でも、アブラハヤも、よく見るとなかなか美しい魚ですよ。

アブラハヤのメス(山形県産)
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